W杯を観ていたら、
すごく主審の動きが気になってきた。
試合に集中できないほどに主審が気になってきた。
雨の日の運転で、ワイパーが気になってきたこともある。
やばい、左右左右 ワイパーの動きをみたくなることもあった。
話をもどして主審のことです。
ボール回しのうまいチームでぐるぐるまわすから、
主審は見やすいポジションをとるために ぐるぐる走り回っていた。
そうかと思えば、
引いて守っていたチームが、一気にボールをうばい速攻した。
主審も全力疾走で速攻についていっていた。
そしたら逆カウンターになった。
当然のことながら 主審も逆カウンターしていた。
速いパス回しだった。
速すぎて よけれなかった主審にボールがあたった。
そしたら、
選手から えげつない勢いで怒られていた。
ファールの判定をした。
ファールをとってもらったチームからは特に御礼は無いけど、
相手チームの選手からは えげつない勢いで怒られていた。
今度は、逆のチームへファール判定をした。
そしたら、やっぱりファールをとられたチームから
えげつない勢いで怒られていた。
ものすごい言葉遣いで怒ってくる選手がいたので
主審は、イエローカードを出した。
そしたら 血走った目で睨まれていた。
顔もありえない近さだった。
そうこうしていたら、また うまいチームが
ボールをぐるぐる回して、主審もぐるぐるした。
やっぱり速攻でたから、主審も全力疾走した。
またファールで選手から怒られたりした。
サッカーの試合と並行して、
主審というスポーツが行われている感覚です。ある意味
勝利も敗北も無い 物凄くストイックなスポーツなのかもしれません。
。。。という、古館伊知郎的な発想が僕の中に生まれた。
妄想している間に、試合は進み フリーキックになった。
そしたら主審は おもむろにスプレー缶を取り出した。
選手がならんでいる足下に、
シューッとしたら、泡々の線になって、
選手達はどうしてもその線に並ぶ必要があるようだった。
選手達が 思いのほか きれいに並んでいた。
さっき文句をいっていた選手も線の内側から はみでないように並んでいた。
主審が すこし嬉しそうにしていた。
僕もこれまで、フリーキックのとき
ちゃんと並ばずに、じわじわ前にでてくる選手が
すごく気になっていたため、よっしゃ と思った。